半袖

茶店の制服で半袖のポロシャツが支給された。

ただでさえ二の腕がコンプレックスで普段肘より上の丈の服は選ばないのに、一緒に働くパートのおばちゃんたちはみんな小柄で細くて、カウンターに座るエロオヤジたちになんか言われるのは目に見えてる。

絶対着たくなくて、それをパートのおばちゃんと、火曜と日曜に恋人のゲームに付き合って一日中カウンターに居るjさんに何気なく話したら、そんなの気にしなくていい、なんか言ったらわたしたちがぶん殴ってやるって言ってくれて、泣きそうになっちゃった。

自分より歳上の女性に救われること、幾つになってもたくさんあって、わたしもそうなりたい。

どうしても何か食べたくて食べ物を口に入れて噛んで吐き出すこと、バイトでもらう袋に入ったパンを食べないように汚してからゴミ箱に入れること、そんなこと想像すらせず(してるのかもしれないけど)安易に体型のことを口にしてくる小太りのおじさんたち、心の中では心底軽蔑しているし、二度と信頼できない。勝手だけど、どうかわたしの好きな人たちにはそんな歳の取り方をしてほしくないと願う。